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質と量どっちが重要?

先入観で「ダメ」と決めていませんか? 継続の熱量が成否を分ける経営の本質 |26年3,000院の視点


この記事の結論

「あれ、やってみたけど効果なかった」「ダメだった」…そう言って、次々と新しい方法に手を出していませんか?実はそれ、「先入観でダメと決めている」だけかもしれません。その方法は1年続けましたか?1,000回やりましたか?この記事では、26年3,000院を見てきた視点から、「本気の継続」なくして経営の右肩上がりはありえない理由と、地味でも本質的な正解に取り組む姿勢についてお伝えします。

こんにちは。整体院経営戦略研究所の横山です。

今日は、少し耳が痛いかもしれないお話をさせてください。

でもこれは、責めるためではありません。26年3,000院を見てきて、多くの先生方に共通する「もったいない現象」だからこそ、お伝えしたいのです。

「やったけど、ダメでした」の落とし穴

こんな会話、患者様との間で経験ありませんか?

先生「◯◯という体操、続けてみてください」

患者様「あ、それやったんですけど、全然ダメでした」

先生「じゃあ、△△はどうでしょう?」

患者様「それも試したけど、効果なかったです」

何を提案しても「やったけどダメでした」の繰り返し。指導したいのに、なかなか結果に結びつかない。こんな経験、きっと何度もあると思います。

でもここで、少し立ち止まって考えてみてください。

その患者様に、こう聞いてみたらどうでしょう

・「その体操、何日続けましたか?」

・「毎日、何回やりましたか?」

・「1ヶ月、続けましたか?」

・「本気で、取り組みましたか?」

おそらく、多くの方が「1回やってみた」「2〜3日続けた」程度ではないでしょうか。

これが、「先入観でダメと決めている」状態なのです。

これは、私たち自身にも起きている

実は、この「先入観でダメと決める」現象は、患者様だけの話ではありません。

私たち経営者、そして人間誰にでも起きていることです。

ダイエット、勉強、資格試験…

こんな経験、ありませんか?

「やったけどダメ」の典型例

・TVで話題のダイエット法を試したけど、痩せなかった

・話題の勉強法をやってみたけど、身につかなかった

・良いと聞いた健康食品を飲んだけど、変化なかった

・話題の資格試験対策をやったけど、合格できなかった

・SNSで見た運動法を試したけど、効果なかった

これらに共通するのは、「1回、または短期間やって、ダメだと判断してしまった」という点です。

でも、正直に胸に手を当てて考えてみてください。

1年、続けましたか?
10年、続けましたか?
1,000回、やりましたか?

ほとんどの場合、答えは「NO」でしょう。

1回、2回やってみて「ダメだった」と結論を出す。これが人間の癖であり、「やった自分が正解だ」と信じてしまう先入観です。

継続の熱量が、成否を分ける

どんなに正しい理論があっても、継続しなければ意味がありません。

そして、継続にも「熱量」が必要です。

「意味がないと思いながら勉強する」のと同じ

例えば、こんな状況を想像してみてください。

「どうせ意味がないだろうな…」と思いながら、
渋々ダイエットのために毎日散歩する。
心の中で「これ本当に効くの?」と疑いながら、
形だけ続けている。

これで、本当に結果が出ると思いますか?

答えは、明らかにNOです。

「意味がない」と思いながら継続しても、意味がありません。本気の熱量を持って取り組み、継続してこそ、はじめて結果につながります。

これ、整体院経営でも同じことが起きています

ここからが本題です。

今お話しした「先入観でダメと決める」現象は、整体院経営の現場でも、まったく同じように起きています。

今の時代、ウェブだけでは右肩上がりにならない

まず、はっきりお伝えしておきます。

今の時代、ウェブマーケティングだけで右肩上がりの経営を実現するのは、正直に言って、極めて難しい状況です。

これは、26年3,000院を見てきた私の実感です。

立派なウェブの院も、悩みは同じ

実際、こんなご相談が続々と入ってきます。

実際に届く相談内容

・「立派なサイトを作ったのに、新規が減っている」

・「ウェブマーケに月◯十万円かけているが、成果が…」

・「見栄えは良いが、リピートしない」

・「SEOも上位表示されているのに、売上が上がらない」

・「Instagramもフォロワーは増えたが、来院につながらない」

見栄えがどれだけ良く見えても、悩みは皆同じということです。

「いい車の社長」の落とし穴

こんな話があります。

高級車に乗っている会社の社長。周りから見れば「すごい経営者」に見えます。でも、その会社が突然倒産するというケース、実は珍しくありません。

ローンやリースなら、誰でも乗れる

高級車に乗ることは、実はローンやリースを使えば、誰にでもできることです。

つまり、「高級車=経営が順調」ではないのです。

でも、人間はどうしても「見た目」で判断してしまいます。

「見た目」で判断する落とし穴

・高級車=成功している経営者

・立派なホームページ=繁盛している院

・SNSのフォロワー多数=愛される経営者

・広告をたくさん出している=売上がある

この目線で経営を考えていると、右肩上がりは遠のきます。

なぜなら、自分も「見た目を良くする」ことに走ってしまうからです。

ホームページの出来栄えに、こだわりすぎていませんか?

「ホームページの出来栄えが大事」と思って、デザインを何度も作り直す。

これも、高級車の社長と同じ構造です。

見栄えを整えることに時間を使い、本質的な取り組みが後回しになっているケースが、本当に多いのです。

「やっている」と「やったつもり」は違う

ここで、大切な区別をお伝えします。

「やっている」と「やったつもり」は、まったく違うということです。

「やったつもり」の典型

・計画は立てたけど、実行していない

・作ったものを、ただ眺めているだけ

・思いつきで、たまにアップするだけ

・「今月は忙しかったから来月から」を繰り返す

・気が向いた時だけ、SNS投稿

これらは、「やっている」とは言えません。

TV放映のダイエットに飛びつく経営

分かりやすい例えをお伝えします。

TVで新しいダイエット法が放映されると、多くの人が飛びつきます。

1週間目: TVで話題のダイエット法をスタート

2週間目: あまり効果が出ない

3週間目: 別のTV番組で新しい方法を紹介

4週間目: 新しい方法に乗り換え

5週間目: また別の方法を試す…

これでは、何一つ結果が出ません。

実は、整体院経営でも、同じことが起きているケースが多いのです。

院経営でも起きている「TVダイエット的経営」

・話題のSNSを始める → 1ヶ月でやめる

・新しい広告手法を試す → 効果なしで即撤退

・話題のポータルサイトに登録 → 数ヶ月で解約

・新しい施術技術を導入 → お客に定着せず

・また別の話題の手法へ…

ハガキも、「やったけどダメ」の対象になる

一例として、はがき(サンクスハガキ)についてお話ししましょう。

「ハガキ、やったけど効果なかったよ」という声を、よく聞きます。

立ち止まって、聞いてみてください

・そのハガキ、何ヶ月続けましたか?

・毎回、心を込めて書きましたか?

・1年、続けましたか?

・10年、続けたら、どうなると思いますか?

立場を変えて考えてみる

ここで、視点を変えてみてください。

あなたが患者様の立場だったら、どうでしょう?

あなたが患者様だったら…

・ある治療院から、毎年心のこもったハガキが届く

・それが10年、続いている

・体のことで何かあった時、どこを思い出しますか?

・その院が「第一想起」になっていませんか?

おそらく、答えは「YES」でしょう。

つまり、それが正解なのです。

自分がお客の立場で「嬉しい」「印象に残る」と感じることは、他の患者様も同じように感じます。シンプルですが、これが本質的な正解です。

本質的な正解は、地味で即効性がない

ここが、多くの経営者が挫折するポイントです。

本質的に正解なことは、
地味で即効性がない。

これが、真実です。

派手で即効性のあるものに、飛びつきたくなる

人は誰でも、派手で即効性のあるものに惹かれます。

・「1週間で10kg痩せる!」

・「今月から売上倍増!」

・「集客が3倍に!」

・「魔法のマーケティング!」

これらの言葉、魅力的に響きますよね。

でも、本当に価値のあるものは、地味で時間がかかるものです。

継続してこそ、成功法則になる

地味で即効性のないことを、それでも継続する。

これができたとき、はじめて、あなただけの「成功法則」が生まれます。

他の誰にも真似できない、あなたの院独自の強み。地域で愛される、確固たる存在感。これらは全て、「地味なことの継続」からしか生まれません。

右肩上がり経営の本当の姿

最後に、私が26年3,000院を見てきて確信していることをお伝えします。

長く右肩上がりを続ける院の共通点

✓ 地味な取り組みを、何年も継続している

✓ 「先入観でダメ」と決めつけず、本気で取り組む

✓ 見た目より、中身を大切にする

✓ 患者様の立場で、価値を考える

✓ 熱量を持って、継続する

✓ 短期的な結果に一喜一憂しない

これらを実践している院は、必ずと言っていいほど、長く地域で愛される院になっています。

よくあるご質問

Q. どのくらい継続すれば、結果が見えますか?

A. 目安として、まずは1年、本気で続けてみてください。3ヶ月では、まだ何も見えません。半年でようやく、小さな変化を感じ始めます。1年続けて、はじめて「あ、変わってきたな」と実感できることが多いです。3年続けたら、それはもう、あなたの院の確固たる強みになっています。

Q. 何から始めればいいでしょうか?

A. まずは1つだけ、選んでください。例えば「来院された患者様全員に、手書きのサンクスハガキを送る」。これを1年、続けてみてください。3つも4つも同時に始めると、必ず全部中途半端になります。1つに絞ることが、継続のコツです。

Q. ウェブマーケティングは、意味がないのですか?

A. 意味がないわけではありません。ただし、「ウェブだけで右肩上がり」は現在の環境では困難です。ウェブは大切な要素の1つですが、それだけに依存するのは危険です。ウェブ+地道な感謝の取り組み(ハガキ、口頭での感謝、既存患者様へのケア等)。この両輪があってこそ、本当の意味での経営の右肩上がりが実現できます。

Q. 忙しくて、継続する時間がありません

A. お気持ち、よく分かります。でも、1日5分から始めてみてください。1日5分でも、毎日続ければ、1年で30時間以上になります。「大きな時間を確保しよう」と思うから続かないのです。小さな時間を、毎日確実に積み重ねる。これが、継続のリアルな姿です。

Q. 「本気の熱量」の見分け方は?

A. シンプルに、「これをやることで、患者様が喜んでくれる」と心から信じているかどうかです。「効果があるらしいから、やってみるか」ではなく、「これは絶対に患者様のためになる」と確信して取り組む。この気持ちの違いが、行動の質を変え、結果を変えていきます。

まとめ|「先入観」を、今日で捨てませんか

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

今日のお話を、改めてまとめます。

✓ 「やったけどダメ」は、先入観の可能性がある

✓ 1回、2回で判断していないか、振り返ってみる

✓ どんな正しい理論も、継続なくして意味がない

✓ 継続には「本気の熱量」が必要

✓ ウェブだけで右肩上がりは、今の時代難しい

✓ 「見た目」で判断する目線を捨てる

✓ 「やっている」と「やったつもり」は違う

✓ 本質的な正解は、地味で即効性がない

✓ 継続してこそ、あなたの成功法則になる

最後に、先生に問いかけさせてください。

「あれ、ダメだった」
と思っていること、

本当に1年、
本気で続けましたか?

もし、答えが「NO」なら、それは「先入観でダメと決めていた」だけかもしれません。

今日から、たった1つでいいので、選んでみてください。そして、地味でも、即効性がなくても、1年、本気で続けてみてください。その積み重ねが、あなたの院を、確実に右肩上がりの経営へと導いていきます。

「本質的に正解なことは、
地味で即効性がありません。

でも、それを継続してこそ、
何事も成功し、
あなただけの成功法則になります。

右肩上がり経営は、
その先にしかありません。」

— 整体院経営戦略研究所 代表 横山一彦

beewave代表 横山一彦

先生方の困ったを一緒に考える、伴走型サポーター。社歴26年。 業界専門誌「カイロタイムズ」での連載執筆も担当。治療院経営に真剣に向き合い続けています。

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