この記事の結論
治療院の先生方は、施術も集客も、驚くほど熱心に勉強されています。でも、もし今、空席が埋まっていない状況が続いているなら、その勉強を活かしきれていない可能性があります。大切なのは、「聞いて終わり」ではなく「やり続けること」。そして、方向性としては「患者様のため・世の中のためになること」を続ければ、それが必ず信用となり、経営に返ってきます。この記事では、25年3,000院の現場から見えた、続けることの本当の意味をお伝えします。
こんにちは。整体院経営戦略研究所の横山です。
今日は、少し耳の痛いかもしれないお話をさせてください。
先生に、1つ質問させてください。
知識だけの経営者に、
なっていませんか?
ドキッとされた方もいらっしゃるかもしれません。
でも、これは責めているのではありません。むしろ、治療院の先生方が真面目すぎるからこそ起きている現象だと、私は思っています。
治療院の先生方は、本当に熱心です
25年、3,000院の経営を見てきて、心から感じることがあります。
治療院の先生方は、本当に熱心な方が多いということです。
✓ 施術技術を磨くために、休日返上で勉強会に参加
✓ 集客のセミナーにも積極的に参加
✓ コンサルタントの話も、真剣に聞く
✓ 専門家の情報も、丁寧に集める
はっきり言って、他業界の経営者と比べても、治療院の先生方の知識レベルは、はるかに高いと思います。
これは素晴らしいことです。学び続ける姿勢は、経営者として本当に大切な資質です。
でも、ここで一度、立ち止まってみてください。
立ち止まって、自分に問いかけてみてください
こんなことは、ありませんか?
よくある状況
・セミナーで聞いた話は、素晴らしかった
・コンサルタントの提案も、なるほどと思った
・でも、日々の忙しさに追われて、実践できていない
・気づけば、空席が埋まらない状態が続いている
・でも、また新しいセミナーに参加してしまう
もし、当てはまるものがあったら、それは「勉強を活かしきれていない」というサインかもしれません。
数年、十年、続けていますか?
もう一つ、質問させてください。
過去に受けた良いセミナーの内容、あるいは信頼できるコンサルタントから教わったこと。それを、数年、十年と続けているでしょうか?
正直に、胸に手を当てて考えてみてください。
多くの先生は、どこかでストップしてしまっているのではないでしょうか。「効果がない」と諦めてしまったり、忙しさで手が回らなくなったり。
これは、3,000院を見てきた中で、本当によく見てきた現実です。
大切なのは、「聞いて終わり」ではなく「やり続けること」
では、どうすればいいのか。
答えは、実はとてもシンプルです。
とにかく、やる。
そして、続ける。
これだけです。
「そんなの当たり前じゃないか」と思われるかもしれません。
でも、当たり前のことを続けられる人が、本当に少ないんです。だからこそ、続けた人には、必ず何かが返ってきます。
まず、1年から2年、続けてみてください
経営に決まった正解があるかどうかは、後でお話しします。まずは、やる、続ける。これだけを1年から2年、続けてみてください。
何かが必ず変わります。
その「何か」とは何か。それは──
信用です。
1年、2年と、コツコツ続けている姿は、必ず誰かが見ています。患者様、地域の方、同業の先生。
「この先生、ずっと続けているな」「本気で取り組んでいるな」と感じてもらえる。それが「信用」です。
そして信用がつくと、問い合わせが自然と増えてくるようになります。これが、経営の本当の姿です。
ただし、方向性を間違えないでください
「やる、続ける」。これは大切です。
でも、ここで注意してほしいことがあります。
道が二股に分かれていたとします。間違った方向に進むと、努力が無駄になってしまいます。
せっかく続けても、方向が違っていれば、望む場所には辿り着けません。だから、正しい方向に向かうことが、続けることと同じくらい大切です。
でも、正解か不正解か、誰にも分からない
ここで、多くの先生が悩みます。
「じゃあ、正解の方向って何?」
正直に言います。正解か不正解かは、誰にも分かりません。私も、あなたも、他のどんなコンサルタントにも、100%の正解は分かりません。
だから、多くの先生は「やっても無駄だったらどうしよう」と思って、進めなくなってしまうのです。
気持ちは、痛いほど分かります。
では、「正しい」とは何か
100%の正解は、確かに分かりません。
でも、「正しい方向」の目安は、あります。
それは、こういうことです。
「正しい方向」の3つの目安
① 世の中のためになること
② 患者様のためになること
③ あなたの信用につながること
この3つを満たすものは、たとえ短期的な集客に直結しなくても、大切なことです。
結果がすぐに出なくても、これらは間違いなく、あなたの院の将来を支える資産になります。
具体的には、こういう活動です
例えば、ブログや発信、配信。
続ければ、必ず信用になる活動
・患者様が知って役立つ、症状の解説記事
・日常生活で気をつけたいセルフケアの発信
・地域の方に届く、健康コラム
・院長の想いや、施術への姿勢を伝える発信
・季節ごとの体調管理のアドバイス
こういう発信は、今日、明日でお金になるものではありません。
でも、続けることに意味があるのです。
お金にならないことでも、続けることは間違いではない
この考え方は、短期的な結果を求める世の中では、少し古臭く感じるかもしれません。
「すぐに結果が出る集客方法」「今月から売上倍増」といった言葉が飛び交う中で、「お金にならないことも大切」と言うのは、時代遅れに聞こえるかもしれません。
でも、私は26年、3,000院を見てきて、こう確信しています。
患者様のためになることを、
お金にならないことでも続けること。
それは、間違いではありません。
いずれ必ず、信用につながります。
長く繁盛している院は、必ずこれをやっている
長年繁盛している治療院を見ていて、共通していることがあります。
それは、「お金にならないこと」を、たくさんやっているということです。
・患者様に手書きのサンクスハガキを送る
・電話で来られた方に、丁寧に説明する時間を惜しまない
・地域のイベントに、無償で協力する
・患者様のご家族の相談にも、じっくり乗る
・毎週、健康に関するブログを更新し続ける
こういう「お金にならないこと」を、5年、10年と続けている先生の院は、必ずと言っていいほど、地域で愛される院になっています。
やること、継続すること、そして正しい方向
今日のお話を、まとめさせてください。
経営で本当に大切な3つのこと
① やる
知識だけでなく、行動する
② 継続する
1年、2年、5年、10年と続ける
③ 正しい方向に進む
患者様のため、世の中のため、信用のために
この3つを続けていれば、正解に近い道を歩んでいると、私は思います。
派手な集客手法ではありません。すぐにお金になる方法でもありません。でも、これが長く愛される治療院を作る、地道で確実な道です。
よくあるご質問
Q. 何を続ければいいのか、具体的に分かりません
A. まずは1つだけ、始めてみてください。例えば、週に1本のブログ更新。あるいは、来院された患者様への手書きハガキ。または、毎日Googleビジネスプロフィールに投稿する。何でも構いません。「これなら続けられそう」と思えるものを1つ、選んでみてください。3つも4つも同時に始めると、必ず続きません。1つに絞ることが、続けるコツです。
Q. 続けているのに、結果が出ません
A. まず「どれくらいの期間」続けているか、振り返ってみてください。3ヶ月?半年?もし1年未満なら、まだ早いです。信用は、簡単には積み上がりません。1年、2年と続けて、初めて周りが気づき始めます。焦らず、続けてください。もし3年以上続けて結果が出ないなら、方向性を見直す時期かもしれません。「患者様のため」「世の中のため」になっているか、改めて確認してみてください。
Q. 「お金にならないこと」を続ける余裕がありません
A. お気持ち、よく分かります。でも、逆に考えてみてください。今、目の前の集客に追われて、いつも新しい方法を探している状態は、心にも財布にも余裕がない状態ではないでしょうか。「お金にならないこと」を1つでも始めて、少しずつ続けることで、5年後にはむしろ「余裕がある院」になっている、というのが、私が見てきた現実です。まずは1日5分から始めてみてください。
Q. セミナーやコンサルは、もう受けない方がいいですか?
A. いえ、そうではありません。学ぶことは、経営者として大切です。ただし、これからは「聞くだけ」から「1つでも実践して続ける」ことにシフトしてほしいのです。セミナーに参加したら、その中から1つだけ選んで、1年続ける。次のセミナーに行く前に、「前回学んだこと、続けているか」を自問する。この習慣を持つだけで、あなたの学びは劇的に活きるようになります。
Q. どの方向に進めばいいか、まだ分かりません
A. 目の前の患者様を思い浮かべてください。その方が、あなたの発信や活動を見て、「この先生は、私のことを本当に考えてくれている」と感じてくれるかどうか。この感覚を、羅針盤にしてください。派手さも、テクニックも必要ありません。「患者様のためになっているか」、この一点だけを、判断基準にしてみてください。
明日から、何を始めますか
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今日のお話で、少しでも「あ、そうだったかも」と感じてくださったなら、これほど嬉しいことはありません。
改めて、大切なことをまとめます。
✓ 治療院の先生は熱心で、知識レベルが高い
✓ でも、勉強を「続けて実践」できているかは別問題
✓ 大切なのは、聞くことより「やる、続ける」
✓ 1年、2年続ければ、必ず「信用」が生まれる
✓ ただし、方向を間違えないこと
✓ 正しい方向は「患者様のため、世の中のため」
最後に、先生に問いかけさせてください。
明日から、
何を始めて、続けますか?
大きなことでなくて構いません。1日5分の患者様への発信、週に1本のブログ、月に10枚のサンクスハガキ。何でもいいのです。
大切なのは、今日、1つ決めて、明日から始めること。
その1つが、1年後、5年後、10年後のあなたの院を、大きく変えていきます。
「知識だけの経営者では、
院の未来は変わりません。
やる、続ける、正しい方向へ。
この3つが、25年3,000院を見てきた
私からの、心からのお願いです。」
— 整体院経営戦略研究所 代表 横山一彦
コメント